日本周遊車の旅 

四国からのドライブを中心にした旅の記録です。

【徳島・高知】三嶺・念願の山【登山】

・今回登った山は、徳島と高知の県境にある山。三嶺(みうね。さんれい)です。
 標高1,894メートル。四国で5番目の高さの山です。
 私が聞いた話では、登山をよくする人の間では四国で一番人気がある山だということでした。
 もちろん、石鎚山や剣山は別格ですが、観光客や参拝の人は来ない本格的登山の山です。
 登山初めて1年近く、ついに念願の山に登ります。
 登ったのは、2021年10月14日。天候は晴れ。
 登山口は、剣山に近い名頃登山口から登ります。
 いつもと同じ日帰りの予定ですが、最悪を覚悟して、暗くなることも想定してライトも持ち、水や食料は多めに持参です。
 

・名頃登山口には、数十台が止められる大きな駐車場があります。
 着いたのは8時前。すでに5,6台の車が止められています。
 午前8時。登山開始です。


・登山口。
 昨年は工事のため、少し遠回りの位置に変更されていました。しかし、登りの時も下りの時も立ち入り禁止のトラロープをくぐって旧登山口を通られる人がいました。話を聞くと、別に普通に登れるそうです。結構迂回道は長く、片道10分以上遠回りかな。
※四国では珍しくクマ注意の看板がある山です。一時は絶滅していたといわれていた絶滅危惧種なので、もし出会っても傷つけないようにしましょう。
 

・林道合流点。登山道は林道を横切り右の斜面を登ります。


・登山口から30分。ここまで、かなり急坂があります。合流点脇に1台駐車車両あり。
 ここから登山する人もいる模様。


・ダケモミの丘。


・看板。ここで距離的には半分以上来ています。時間は10時過ぎ。休憩します。看板支柱の上に何か置かれていますが、写真撮った時にはそんな余裕はなく気づきませんでした。
 気持ちのいい丘ですが、ここまで時折前後を鹿が走り抜けます。
 丘周辺には、鹿よけネットが張り巡らされています。


・登山道の様子。中腹はそれほど旧坂ではありません。


・樹林帯を抜け、山頂方向を仰ぎ見ます。
 鮮やかな青空。傾斜はきつくなります。


・剣山方向(東方向)を撮影。


・山頂方向。岩や小石が多くなり、足元が怪しくなります。


・剣山方向を振り返って。傾斜がきついです。


・山頂方向。紅葉はまだです。残念。




・進行方向。山頂はもう少しですが、もう体力が尽きて足が進みません。
 斜面の笹原には、おそらく鹿の作る獣道がいくつも伸びています。
(剣山の東側斜面の筋道も獣道だったんですね)


・山頂手前から、池とヒュッテ。
 池のほとり到達時点で、もう12時になってました。そこでまた大休止。
 登山中には余裕がなく気づけていませんでしたが、北から雲海が押し寄せていて、剣山方向は滝雲に近い状態になっています。


・山頂は、もうすぐです。


・山頂手前から笹原を撮影。


・山頂。5,6人の方が休憩中。


・1893m。達成感で疲れていますがハイ状態で、皆さんとおしゃべり。暗いうちから剣山から縦走できた人もいました。
 剣山をリフトで登り、雲海荘にでも宿泊して、朝早くからゆっくりと三嶺まで縦走して名頃に降りるというのは、初心者でもできそうな最高の縦走ルートです。
 三嶺のヒュッテにも泊まれますし。問題は名頃からは交通機関がないということだけです。
 縦走してきた方は、車を置いている剣山まで国道439号を歩いて帰るとのことでした。


・山頂から東北方向。


・西方向。


・南西方向。高知県の白髪山への縦走ルートです。
 このルートなら、日帰りもできるようです。眺望もこちらのルートが良さそうです。
 もう少し元気なら、私もぜひ登りたいルートです。


・南方向。


・ヒュッテ右の突き出た岩の上に立つことができ、よく撮影されている場所です。


・山頂の笹原を時計回りに歩きます。鹿の侵入防止ネットが張り巡らされています。


・ネットが延々と張られていますが、空いている個所もかなりあります。効果は十分なのでしょうか。


・北東方向。雲海は山嶺に阻まれています。


・トイレ側面。


・トイレ正面。あるだけでもすごいですが、夜間に使うのはなかなか厳しいと思います。溶ける紙を使ってくださいとのこと。


・ヒュッテ内部。すごくきれいです。数十人が宿泊できます。窓も二重窓です。
 無料なのか不明。ここでも、大休止。


・ヒュッテ正面。


・山頂の笹原と池。池の東側の標識があるところが、名頃登山口との分岐です。


・あんまりきれいな水ではないですな。もちろん魚影なし。


・下山開始。午後1時30分。


・急斜面です。


・あまりのぞき込むのは危険かも。


・樹林帯に戻りました。
 私としては順調なので、明るいうちに下山ができるので無理せずゆっくりと下ります。
 登りで追い抜いた、80近い高齢の方に追い抜かれます。結構高齢の方が多いです。
 私は、もう膝ががくがく。


・夕方近くになると鹿も活発に活動し、奇声を上げて鳴きまくります。前や後ろを駆け抜けていきます。
 こちらを見張っているやつをパチリ。
 剣山系ではシカの食害が問題になっていますが、確かに数は多そうです。


〇三嶺最高でした。大満足です。
 しかし、足はもうボロボロで、登山口についたのは午後5時。
 合計9時間もかかっています。歩いた距離は12.5キロでした。
 登山初心者の私でも日帰り単独行で、特に危険な箇所もありませんでした。
 これで、四国の主な山を登っています。
 次は、本州遠征かな。


×

非ログインユーザーとして返信する