日本周遊車の旅 

四国からのドライブを中心にした旅の記録です。

【日本周遊車旅Ⅱ】北海道編その1〔敦賀、苫小牧〕

・昨年北海道を海沿いに車で一周し、海沿いの道日本一周を終えたおじさんです。
 その後も、日帰り登山などをしながら今まで行けてなかった本州の内陸部をドライブ周遊しておりました。
 そして2023年6月。懲りずにまた北海道内陸部を周遊してきました。(北海道は最高なので)
 全工程9泊10日。旅の目標は、①北海道最高峰大雪山旭岳登頂②羆を見る(できれば野生で)③昨年の北海道周遊で行けなかった室蘭の地球岬、海岸線を一周しながら見れなかった北方領土を見る等です。
 これまで同様一人のドライブ旅。小金はありますが本当に小金なので、最悪車中泊の準備はしておりますが、できればビジネスホテルぐらいには泊まりたいと思っております。
 当然ホテルの予約は、まったくしておりません。前回は当日に探して2晩車中泊となりましたが、今回は前日には宿を探そうと思っております。
 ちなみに使用車は普通車のSUVですが、今年の3月に買い替えて少し小さくなっております。


〇1日目四国地方から出発 2023年6月16日16時50分。


・淡路北部から瀬戸内海に沈む夕陽。
 北海道には、前回往復とも舞鶴から小樽にわたるフェリーでしたが。今回は敦賀から苫小牧に向かいます。
 なぜわざわざ遠い敦賀から乗ったかといいますと、6月中は閑散期で舞鶴から小樽の新日本海フェリーが隔日運航で便数が少なく波の穏やかそうな予報の時に私の望む部屋が予約で取れなかったからです。敦賀からは毎日運航していて結構空きがあり部屋が取れたので、航路も前回と違う方が良いかなと思ったからです。
 本当は名古屋から仙台経由で行きたかったのですが、こちらも臨む部屋が取れませんでした。
 なお、新日本海フェリーで北海道へ行く場合、舞鶴からでも小樽からでも料金は同じです。
 

・綾部パーキングエリアで初休憩。20時42分。舞鶴を通過し、敦賀に向かいます。


・敦賀のフェリー乗り場到着。22時。フェリーの敦賀発は23時55分苫小牧着は翌日の20時30分に苫小牧東港に着きます。なお、苫小牧港ではなく苫小牧東港というとんでもなく寂しいところに到着ですので注意が必要です。


・フェリーターミナルは、ガラス張りでとても綺麗です。長距離フェリーのターミナルはどこも綺麗で整備されています。舞鶴のターミナルは例外でレトロでしたが・・・・。


・フェリーターミナル内部。ちなみにターミナルのある場所は臨海工場地帯の外れで寂しい場所です。四国から450キロ走り、北海道上陸後はそのまま旭岳に向けて走るつもりでしたので、敦賀の街で給油するつもりで早めに着いたのですが、寂しい街でナビのガソリンスタンドマークを頼りに探し回りましたがどこも午後10時過ぎだと閉まってました。中心部の道路は広いのですが、道路の両脇は駐車場になっているし、給油はできないしと、敦賀の印象は最悪のまま出港となりました。(敦賀の人スイマセン。次は明るい時間に来ます)
 北海道上陸の苫小牧東港もまた寂しいところなので、夜中にガソリンスタンドは開いていそうにありません。結局苫小牧中心部に寄り道して給油することにしました。


・乗船しました。
「すずらん」(去年は行きも帰りも「あかしあ」でした。)
 旅客定員590名 全長 224.5m 総トン数 17,400トン 航海速力 27.5ノット 車両積載台数 トラック/158台・乗用車/58台。
 舞鶴航路の航海速力が30ノットの「あかしあ」と比べると速力が少し遅いだけで、船体のサイズはほぼ変わらないようです。でも、なぜか定員はこちらの方が150名少ないです。客室や船内設備はほぼ同じと思われます。


・通貨ポイントチェックです。なお、日本海航路はかなり沖合を通り陸地はあまり見えないですし、行き交う船の姿も、あまり見ることの少ない航路だと思います。
帰りは太平洋航路で帰りましたが、太平洋航路は沿岸が見えることが多くまた船も多く見かけることができて退屈しなかったです。


・お部屋はデラックスツインです。バストイレ付きのツイン。ホテルのようなきれいなお部屋です。車両代も含めて58,000円ほど。小金を振り絞り奮発しました。
 実は6月は大雪山登山には早すぎるのですが、6月中なら閑散期でホテルやフェリー料金が安く、特にフェリーのは一人で2人用の個室に乗っても貸切料金(一人料金の5割)が不要なのです。昨年の帰りは、洗面台だけついた3畳和室のワンランク下のステートで64,000円でしたのでかなりお得なのです。
 それで去年は7月初めの北海道旅行だったのですが、今年は6月後半にしたわけです。 


 昨年の北海道旅行で長距離フェリーが好きになった私は、この1年の間にフェリー関係の動画を見まくり、東京九州オーシャンフェリーで徳島から新門司まで、阪九フェリーで神戸から新門司までを乗船し、長距離フェリーの経験値をあげています。
 部屋を予約する際に、陸地が見え携帯が入りやすい陸側(右舷)の部屋を予約しています。
 ちなみに、これまでは船が揺れたときに寝れる方向を揺れに対して自由に変えれる和室の部屋ばかりでしたが、布団を敷くのが面倒なのでベッドのツインにしました。
 もちろん、毎日酔い止めを飲んでいます。最弱の三半規管持ちですので。
 なお、波の高さの予報は2メートル程度でした。
 

・デラックスの部屋にした大きな目的は、この大きなテラス窓とその向こうに専用テラスがあることです。
 ソファに座って海をぼんやり眺めながら航海できるなんて、贅沢です。
(何も知らない一年前は、10人部屋のカプセルホテルのような部屋で行きました。その時はたまたますいていて同室者も4人しかいなくて静かで船も揺れず快適でしたが。)


・出航しました。テラスから見ていると、サーチライトを動かし見張りながら進んでいきます。


・福井の町の明かりが見えていますが、私の技術では船の速度と揺れに対応できずブレブレです。テラスで手すりにもたれながら夜の海を見ていましたが、風が強く寒いので早々に部屋に引き篭もります。


・新日本海フェリーの船には、オープンデッキはレストランの後部に小さいものがあるだけです。潮風を浴びながら直接海を見渡せる甲板部分が少ないことは、少し残念です。


・そのかわり通路には大きな窓があり椅子に座りゆっくり見ることができます。しかし船の窓は、海の荒れ具合によっては潮で汚れて少し見えにくかったりします。


・レストランはセルフ形式です。開いている時間が限られているので要注意です。
 私は朝は和風プレートでなかなか良かったですが、お昼はカツカレーにしたのですがもう一歩でした。
 フェリー動画でカレーがおいしという例が多かったですが、その時と人によりますかな?
 夕飯は、寝過ごして食べ損ねました。


・カフェ。窓際の席で海を見ながら食事できますし、カフェが営業していない時間は開放されています。


・21時間近い航海なのに、2時間という営業時間。短い・・・。
 少ない人数の船員さんが、レストランやカフェや売店を交代しながらやっているのでしょう。大変です。


・船室の通路も広いです。と、この写真を見直して去年の船とは違いますが、記憶ではこんなに通路広くなかく狭かったのにと思い出し船のデッキ内容を確認したところ、6Fはスイートとデラックス、5Fはバスがない個室。4Fは大部屋と階層ごとに分かれ、廊下の幅も5F4Fは狭いようです。
 恐るべき階層社会です。(イミフメイ)


・なぜか、どの大型フェリーにもある吹き抜け。塔です。


・船内映画館。立派です。でも揺れると確実に酔いそうなで、私には無理です。


・翌日は快晴です。波もなく穏やかです。陸も船も見えません。


・専用テラス。キャンプ用の折りたたみ椅子を持ち込んでいますが、天気が良すぎて日焼けするので長く座っていられませんでした。
 カメラ2台、アクションカメラに三脚も車から降ろして船室に持ち込みましたが、この航路は陸地に近いときは夜でほぼ明りのない暗闇。昼間は大海原ばかりで実は撮るものがあまりありませんでした。
 テラス窓が広いので、エアコンが効いた室内からソファで寝そべって海をぼんやり眺めてられるのは良かったです。


・長距離フェリー定例のイベント。同型船とのすれ違い。汽笛を交換してかなりの近い距離をすれ違います。船内放送でもお知らせがあります。
 右舷側ですれ違いますので、自分の部屋のテラスから見ることができます。
 右舷側の部屋、お勧めです。


・昼寝してて目覚めてみると、天候は悪化しており、津軽海峡は何も見えませんでした。
 残念。


・テラスから後方を。隣の部屋との仕切り。


・夕方には晴れてきました。テラスから前方。ブリッジの右舷端が見えています。


・苫小牧見えてきました。
 定刻の20時30分に、ついに北海道到着です。
 21時間じゃ全然船旅物足りません。もっと乗っていたいです。 
 そして、正直こんな時間に陸揚げされても困ります。
 もちろん、今夜のホテルの予約はしていません。明日の夜だけ、旭岳麓のホテルを取りました。明日は旭岳に登ります。その後の予定は未定。


・次の記事は大雪山系旭岳登山です。


↓新日本海フェリーの記事は去年の記事もご覧ください。

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