【日本周遊車旅Ⅱ】北海道編その6〔羆現る・知床峠〕
・昨年北海道を海沿いに車で一周し、海沿いの道日本一周を終えたおじさんです。
今年もふらふらと周遊中。
1年ぶり2回目の北海道です。苫小牧に上陸後、今回の旅最大の目的である大雪山最高峰である旭岳登山に挑戦しましたが、悪天候に阻まれ断念。大雪山黒岳をロープウェイとリフトで観光した後は知床に行きクルーズ船観光をしています。
1泊目は車中泊。2泊目は大雪山旭岳温泉。3泊目は旭川のビジネスホテル。4日目は網走の観光ホテルに宿泊しました。
この日は波が高く小型船のクルーズは中止、大型船の短縮航路(乗船時間40分)だけ運航しており、乗船していましたが、奇麗な知床の海と海岸線は見れましたが羆は現れず、午後の運航は昼頃の波高で決めるとのことでしたので、ウトロから知床五湖までドライブして、その帰りのことです。
〇6日目 2023年6月21日午前11時50分。北海道斜里郡斜里町遠音別村道道33号知床公園線。(知床五湖からウトロに向かって走行約5分の場所でした)
・車通りの少ない道で、右前方に茶色い塊を発見!。
熊や熊!ヒグマや!
興奮しながら近寄らず遠くの位置で車を止め、ハザードを点けてカメラを取り出します。
・こちらは見もせず、道端の草でお食事中。
羆にあったという証拠の写真を撮り、動画も撮ります。
・対向車が来ましたが、気づいて停車します。熊さんは悠然と道を歩き出します。
北海道に来てから見たテレビでは、熊は無視して通り過ぎてくださいとのことでしたが、通り過ぎるということは接近するということで、さすがに近寄るとかはできず車を止めて大人しく森に帰ってくれるのを待つだけです。
・お散歩中の熊さんは、止まっている対向車に接近し、窓から覗き込むぐらいに近づきます。たまらず対向車は逃げるように通り過ぎます。
車から食料を貰ったことがあるのでしょうか。怖がりません。慣れてます。
・のんびりお散歩。
私の方は全く無視で振り返りもしません。
少し寂しい。
・森を見上げ、天気いいよねぇ、とでも言ってるようです。
昨年見た登別の熊牧場の熊並みに可愛いです。
・私の後ろにも車が来たので、静かに車を前に進めます。後続車にも熊を見てもらいたいです。
熊を追い抜け?
間違っても熊を煽りたくありません。
・だって彼は車線関係なく、道を散歩しているのです。
繰り返します。私の車はまだ納車3カ月。衝突はもちろん、熊さんの爪で傷つけられたくないのです。
また、驚かせたり、興奮させたりするのは良くないでしょう。
もちろん、食べ物となるものを与えることは厳禁です。
バイクが来たので慌てて手を振り合図します。
・バイク停車。熊さん関係なくお散歩。
基本右側端を通行ですな。
歩行者は右側通行???
・バイクはUターンしました。熊さんはまた道端の草を食べた後森の中に消えていきました。
この間の時間、長く感じたのですが僅か3,4分でした。
正直、野生の羆にあえて大興奮。とても嬉しかったです。
車の中にいるのであれば、サファリパークと同じで危険は感じません。
しかしこの道はバイクや自転車、トレッキングをする人も多い道です。驚かせて人を怖がらせて避けてくれるようにした方がいいのかもしれません。迂闊に人や車を恐れなくしてしまうと、不幸な事故が起きるかもしれないです。
数分走ると、同じ道を熊がいた方向に歩くトレッキング3人組とすれ違います。車を止めて、気を付けるように話をしました。
・国道334号線で知床峠に向かいます。
・電柱も家屋もない自然の中の綺麗な道と羅臼岳。
・最高のドライブコースです。昨年来たときは知床は晴れていたのに、この道は羅臼近くまで霧の中で眺望ゼロした。
・知床峠には大きな駐車場があります。(南側)
・知床峠からの羅臼岳。(北側)
平日ですが、人は多いです。大型カメラを持った人がここも多く、話を聞くと、ここと旭岳がギンザンマシコの撮影スポットとのことです。
・羅臼側南方向。カメラを構える人たち。いつも待機中。
・知床峠。
・綺麗な山ですが、登山はどうでしょう?斜里岳より羆がでそうです。
基本ソロ登山の私には、無理。
・羅臼岳山頂。
・羅臼岳看板。
・北方領土の看板があります。
・国後島が直ぐ目の前に見えます。
昨年北海道を一周した時は、宗谷岬納沙布岬襟裳岬全て霧で北方領土は全く見ることができませんでした。
今年は綺麗に見えたので満足です。
ちなみに、北海道の7月は霧が多いそうです。6月にきて正解かな?
・海の向こうは国後島。
・返して…。
・知床側でもギンザンマシコを探していました。
・知床自然センター。
ウトロへの帰りに知床自然センターに寄り、羆の目撃情報を伝えました。個体識別にカメラの羆の画像も一部提供。お礼にとシールを貰いました。
熊の目撃情報は毎日あるようで、職員さんも困っているようでしたが、人なれ車慣れしている熊が増えくると人を恐れず逃げないので危険ですね。
午後も波が高いために。観光船は大型の短縮航路しか出ないそうです。
羆にも会え、羅臼岳も近くで見て北方領土も見た私は大満足で、ホテルを予定している阿寒湖に向かいます。