日本周遊車の旅 

四国からのドライブを中心にした旅の記録です。

西日本で2番目に高い山と四国の秘境1【剣山、奥祖谷】

 西日本(近畿以西)最高峰の石鎚山標高(1,982 m)にリベンジをした私は調子に乗って、西日本で2番目に高い山である剣山(標高1,955m)を目指します。
 ついでに、山深い四国でも有数の代表的秘境である奥祖谷(おくいや)地方をドライブしてきました。
 行ったのは2020年11月4日。快晴でした。


◎ドライブルート



・徳島自動車道美馬ICから国道438号を南に剣山まで。剣山からは国道439号線を西に奥祖谷、祖谷。祖谷からは県道32号、45号線で西に行き国道32号線に合流しました。
 このドライブルートの恐ろしい特徴は、県道45号線以外はほぼ一車線で車のすれ違いにさえ苦労する細い山道です。
 国道439号線(通称よさく)は全国的に有名な酷道です。その中でも、祖谷から京柱までの間の酷さは有名ですが、今回は通りませんでした。
 しかし、今回のドライブルートでは国道438号線の方が狭くカーブも多く厳しかったです。


・剣山周辺

・左上の国道438号線のつづら折りの道を上り、リフトで登山し、下山後左下の奥祖谷の二重かづら橋に行きました。国道438号線のヘアピン連続はなかなか走りごたえがあります。
 この図の真ん中ほどには、剣山スキー場もあります。


 
1 剣山への道


・美馬インターを降りて国道438号線を北上。案内標識にも剣山の文字があります。
 遠くに見えているのが剣山系でしょうか。


・貞光川沿いに北上します。車幅はご覧のとおりです。どこにすれ違う余裕が。
 そして、沈下橋。(国道438号、つるぎ町貞光)


・国道通行止め表示。四国内の山間部では道路工事は常時行われており、全面通行止めまではいかなくても、50分止めの10分通すという工事現場に出くわすことがよくあるので注意が必要です。


・山は深いです。道路標識で道が狭くなるという標識にはがっかりします。


・麓は色づきはじめでしょうか。前に車が先行しますが、もう道は狭いです。


・集落内では行き交う車も多く、また道路も山間部より狭いところが多く注意が必要です。


・趣のある家並み。標識には剣山まで20㎞と書かれています。


・山間部突入。前をトレーラーに塞がれます。
 紅葉は全盛期を少し過ぎて散りはじめでしょうか。


・先行車、長野ナンバーであることに気づきます。


・山々の紅葉も見事です。


・四国はスギなどの植林が多く、広範囲に紅葉が望める山は多くありません。


・紅葉は奇麗ですが、登山を控えているために写真は帰りにしようと先を急ぎます。
 しかし帰りは別ルートを通ったために、紅葉の山の写真は多く撮れず、結局この数枚のままでした。残念。


・特に険しいカーブの頂点には、「ヘヤーピン番号がつけられています。


・第七ヘヤーピン。これが最後の模様。


・この道のカーブの厳しさは、上の地図で想像してください。
 ただし、道幅は山間部の方が若干広めです。
 恐るべし国道438号です。


・国道438号線から垣間見る剣山。


・山頂には建物が見えています。
 剣山。名称とは違い、いたって緩やかな傾斜の山です。



・山上に向かう長いリフトが見えます。


・剣山到着。午後10時35分。googlemapでは、約44キロ1時間17分とありましたが、確かに1時間15分ほどで到着しました。
 リフト乗り場には隣接した2階建ての駐車場。また近くにも大きな駐車場があります。無料。収容台数は200台。札幌や多摩など県外ナンバーの車が多数駐車していました。



2 剣山リフト
〇剣山は標高1,955mの山で、日本百名山の一つです。冬期を除き登山口の見ノ越駅(標高1420m)から登山道中央付近の西島駅(標高1750m)までの全長830mを15分で結ぶ登山リフトが運行されていて、日本百名山の中では筑波山や伊吹山、大台ヶ原山と並び、最も登りやすい山のひとつだそうです。
 今年の営業は11月23日まで。往復1,900円です。


・リフトは結構な急角度で登っていきます。


・全長830m、15分。結構長く感じられます。


・リフトに揺られながら撮影。右手前が塔丸(1713m)真ん中左が三嶺(みうね。高知県最高峰1894m)。


・西島駅(標高1750m)。


・西島駅からリフト。その向こうの道が国道438号。


・登山を開始します。準備は前回と同じです。
 ただ、少し寒いです。というか、かなり寒いです。手袋が必要です。もちろん、持ってきていません。


 登山ルートは3本あります。中央青色の傾斜がきつい尾根道コースは40分程度。左側濃い青色が緩やかだけど距離が長い大剣道コースは60分程度。右側黄色は遊歩道コース80分程度。左のオレンジ色は鎖場のある行場を経由するルートです。


・とりあえず、西島駅を降りたすぐそばの尾根道コースを登ることとします。
 傾斜はきつそうですが、山上ヒュッテが頂にらちらと見ええています。


〇午後10時55分登山開始。



・続きます。

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