日本周遊車の旅 

四国からのドライブを中心にした旅の記録です。

西日本の最も高いところへ(石鎚山リベンジ編 完結)

・石鎚山。登山初心者がリベンジします。


 以前にも書いていますが、四国にある石鎚山は四国山地西部に位置する標高1,982 mの山で西日本(近畿以西)では最高峰です。


 今回は土小屋ルートで挑みます。



 〇2020年10月26日午後12時40分。
 後600メートルなので、もうひと頑張りなのですが・・・。
 疲労困憊により、ほぼ人間で亡くなっている私です。


・登り始めます。ここからは階段状のきついつづら折りの上り道が続きます。
 平地ならすたすた歩けますが、上りになると足が重くなり、階段状になると膝が上がらなくなります。


・鳥居のそばにはトイレがあります。協力金100円
 ここから、左に行けば二の鎖、三の鎖で山頂に行けます。


・三の鎖。山頂から撮影。上る際は、鎖のわっかに足を駆け上るそうです。
 上りはまだしも、下りはかなり難しいそうです。
 もう、体力的に限界の私には当然無理です。
 修行をされたい方はどうぞ。


・鎖を使わない場合にはつづら折りの階段を上らねばなりません。
 しかも鉄製。
「非常階段か!」と一人突っ込みを入れます。
 しかし、私はもう完全に限界です。最後の厳しい上りです。写真を撮る余裕はありません。
 年齢は80をとうに越えたような高齢男性が両手にストックを持ちゆぅっくりと登っていきます。私より先に‥‥。
 私の場合には登り始めると割と早く登りますが、すぐに息が切れ動けなくなります。
 いつの間にか置いてけぼり。情けない・・・。


・汗だくで休憩。すると体が冷えて寒気に襲われます。震えます。やばいです。
 少し休みましたが、日陰は寒すぎなので先を急ぎます。
 山頂近くの階段下には氷や氷柱もありました。


・谷側には手すりがなく、危険です。


 ちなみに左側通行。左は「お上りさん」右は「お下りさん」と書いています。
 しかし、延々と鉄の階段を上るのは登山とは思えません。
 登山極初心者の私には、これが普通なのかと思います。


 

・山頂近くから北側を。中央の山上に見えているのが成就社です。
 瀬戸内海が見えているはずですが、判別できません。


・ほぼ頂上までたどり着きへばっていたあわれなおじさんに、修験者の人が声をかけてくれた。
「お疲れさま。もうこここ山頂ですよ」
「はい。疲れました・・・」
 本当は山頂でホラ貝吹いているところを写真撮らせてぇと言いたいところでしたが、コミ障で疲れ切った私はやっと後姿を撮影。
 

・振り返れば、立派な山荘。石鎚神社頂上山荘。
 もちろん泊まれます。1泊2食付き9,000円。ただし、雑魚寝。
 登山中にヘリコプターが来ていたようなので、物資運搬はヘリコプターではないかと思います。


・なんだこの鎖は?。三の鎖がこの裏側だけど、まさかその固定用?。錆びてますけど。


〇石鎚山頂到着。午後1時30分。所要時間約3時間。


・人いっぱい。平日ですが、立派な観光地ですな。


・人が多く写真も撮りにくいです。腰を下ろす場所もなかなか見つからず。
 右から石鎚神社 奥宮 頂上社。お守りや御朱印帳の販売所。奥が、石鎚神社頂上山荘。


・石鎚神社 奥宮 頂上社。人がいない状態で撮影するのは至難の業。


・天狗岳。石鎚山頂東南にあるこの天狗岳が最高峰です。
 紅葉は終わっており、残念です。


・天狗岳には、石鎚山頂から約20分ほどですが、尾根を伝って行きます。疲れ切り、またディバックを背負ったままでは危険すぎるので行くことは断念しました。
 左に白く見えている建物が土小屋です。


・少し引いて、石鎚山頂と天狗岳。


・いい写真取れただろうか。(撮影ポーズは決まってるけど、少し邪魔)


・石鎚神社 奥宮 頂上社横からの天狗岳。


・天狗岳と瓶ヶ森。


・石鎚山頂から北を撮影。左の山上に成就社。


・石鎚山西側の西ノ冠岳。


・右から西ノ冠岳、二ノ森。


〇下山開始。午後2時30分。


・山頂にしばらくいてから下山します。そんなに長くいた記憶はなかったのですが、写真の撮影時間を見ると1時間も滞在していました。


・石鎚山西尾根北斜面。


・石鎚南側。山の中腹に石鎚スカイラインが見えています。


・笹原。


・笹原や白骨林。


・登山道。この木柵の段を下りるとき疲れた膝にきます。ほぼ下山した段階で、そうか、ストックは膝への衝撃の軽減に使えるじゃないかと気づきました。
 結局ストックは、ほとんどの行程をディバックに刺したままでした。
 全くの知識も何もない初心者です。


・夕方になり雲が出てきました。


・国民宿舎石鎚駐車場まで戻ってきました。愛媛の山々も夕景を迎え舷窓的です。




〇午後4時40分。なんとか無事下山。
 所要時間6時間10分の登山でした。
 まぁ、下山は精神的にも体力的にも楽ですが、階段や木の柵の段が膝にきつかったです。
 総歩数18,659でした。成就社ルートで途中断念した時の歩数は15,185でしたので、かなり少なめです。
 車にたどり着いたときはもうボロボロで、歩くにも不自由する具合で、数日痛みました。
 運動不足ですから仕方ないですね。


・土小屋。今年改装されモンベルとコラボしたカフェとなっています。当然、登山用品も売っているようです。
 モンベル。近頃どこにでもあるなぁ。(個人の感想です)


・石鎚神社 土小屋遙拝殿。土小屋の向かいにあります。土小屋登山口には、左の道沿いに進みます。国民宿舎石鎚にも左の道を行きます。行き止まりまで行くと大きな駐車場があります。


・石鎚スカイラインからの夕景の石鎚山。
 さっきまで、あの頂にいたのかと思うと感慨深いです。


・長尾尾根展望台からの夕景の石鎚山。



〇何とか、石鎚山にリベンジしてやりました。私が登れたのですから、ほとんどの人が特別な装備もなく安全に上れると思います。(12月以降の冬季は除きます。冬季はアイゼン等冬用装備が必要)


 特に土小屋ルートは、ドライブ、登山にお勧めです。


・面河渓、石鎚スカイライン、石鎚山、瓶ヶ森林道(実は現在は町道 瓶ケ森線 。通称UFOライン)と、見所が多いです。


※下山途中に徳島の人に声をかけられ、徳島に帰るなら石鎚スカイラインで帰るより西条に抜けた方がいいのかと聞かれ、瓶ヶ森林道を勧めましたが、車1台がやっと通れる道ですよと答えました。車種を聞くと軽自動車とのことで、なら大丈夫でしょうし、瓶ヶ森林道を抜ければ眺望もよいと説明をしました。


 しかし後で情報を確認してみると、瓶ヶ森林道東端の旧寒風山トンネルの道は西条側へは木が生い茂り抜けられないという情報がありました。
 山荘しらさ手前のよさこい峠から、県道40号線を抜けて国道194号線に抜け新寒風山トンネルに抜ける道がベストのようです。


 私の説明も抜けていました。あの方が、無事に帰えることができたのなら良いですが。


・コロナ収まりませんね。次はどこに行きましょう。やはり、もっと紅葉を見に行きますか。

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