日本周遊車の旅 

四国からのドライブを中心にした旅の記録です。

雲海と城と運河と島(2 運河と島)


 前回の続きの愛媛県南部。南予地方です。
 行ったのは10月10日。
 コースは宇和島市内の宇和島城から、宇和島市北部の大良半島の大良半島(おおらはんとう)の奥南運河に。そして宇和島沖の九島に向かいます。その後は海沿いに南下し前回行けなかった三浦半島の南側を回りました。


〇ドライブルートその2


・国道56号線からのドライブルートですが、またも選定ミス。宇和島から北に行くための最短ルートをナビが案内したのですが、住宅街から山を越える細道です。国道56号線で遠回りが正解。


1 奥南運河へ


・すれ違いが難しい細道で、土曜日で山中の畑に作業に行くのか対向車が多く、少し泣きそうになりました。


・吉田町知永の山腹から。大良半島には対岸の海沿いに向かいます。


・真珠用と思われる養殖いかだ等が多数あります。


・宇和海造。


・奥にはこの前行った三浦半島や戸島が見えています。
 

・吉田町牛川。片側1車線の道が途中までは続きます。


・海沿いの住宅。背後の山は畑になっています。


・山の畑は多くが耕作放棄の模様。


・養殖いかだ用の青いものはタンクのようです。


2 奥南運河


・延長...400m 幅...20m 深さ...3m。
 南予に存在する三つの運河の中で最も歴史が古く、江戸時代初期の寛永3年(1626)に堀切工事が行われたそうです。約400年も前に造られています。


・奥南運河に宇和島から行く道は南北に2本ありますが、南側から行く道が広いようです。
しかし、橋直前の運河沿いはとても狭く車1台ぎりぎりの広さしかありません。


・運河上の橋から北方向。法華津湾を撮影。


・運河上の橋から南方向。宇和島湾を撮影。


・宇和島湾。


・奥南橋。


・法華津湾。
 対岸は西予市立明浜町。



・宇和島市吉田町奥浦。
 大良半島の先端は山を越えまだ続きますが、あまりに道が狭そうですのでここでUターン。


・宇和島市吉田町奥浦新から南を撮影。中央はこれから向かう宇和島市沖の九島。


・大良半島の港風景1


・大良半島の港風景2


3 九島
 
 九島は宇和島市街沖の宇和島湾にあり、湾の入り口をふさぐように立ちはだかっています。Googlemapでは、島を周回できるようなので行ったんですが、4輪は道が細いため通行禁止で半分も回れませんでした。
 ゴジラ岩、モスラ岩という名のある岩もあり、宇和海はきれいですのでレンタサイクルでゆっくり回るといいです。


・九島。右が九島大橋。


・九島大橋。全長468メートル。高さ海面から15.5 m。


・九島にはこれまで「九島フェリー」でしか渡れなかったものですが、2016年にこの橋が開通し、簡単に渡ることができるようになりました。


・欄干上には全長に渡り水平の板がついています。
 横風防止用でしょうか。飛び降りるにも邪魔になるので自殺防止にもなるのかな。


・九島南側。遠くに三浦半島が見えています。


・九島大橋東端から南側を。右が九島の漁港と集落。


・九島大橋西端から北側を撮影。島内の道路は写真に写っている程度の広さです。
 とりあえず、反時計回りに北側をドライブします。
 九島北側は人家は少ないです。


・九島北側。対岸は宇和島市大浦赤松。沖に出るのは左の細い水道を通る必要があります。


・ここにも真珠の養殖いかだが並んでいます。


・海はきれいです。遠くに見えるのが先ほど行っていた大良半島です。


・同じ場所から少し北側撮影。


・灯台をズームで。


・車では九島最北部までは行くことができます。
 九島北端から大良半島の奥南運河方向を撮影。
 沖に行くと風の影響か海面が荒れています。


・同じ場所より大良半島先端を撮影。


・さらに西を撮影。大良半島(右)と野島(左)。


・車では通行不能のためUターンです。


・九島から宇和島市街を撮影。
 右が九島大橋。


・ズームすると宇和島城がクレーンの向こうに見えます。


・さらにズーム。
 やっぱり可愛い。とぼけた顔のように見えます。


・九島大橋南には漁港が並び集落となっています。
 南側はモスラ岩のあたりまでは車で行けそうでしたが人家も多いため行きませんでした。




4 九島から南に


 九島大橋から海沿いに南下し、この前行けなかった三浦半島の方向に向かいます。


・中田水産。
 宇和島市石応から九島の本九島集落付近を撮影。


・九島大橋。宇和島市石応から撮影。


・九島南側東方向。


・九島最南端の最狭部。


・九島最南端部と小高島。


・小高島。右の小島には龍王神社があります。
 ゴジラ岩とかがあるのが奥の九島ですが、小さい岩のようです。


・道は車1台が通れる程度の道幅しかありません。


・堂崎海水浴場。
 右端が九島、その奥が大良半島。左に野島、高島、手前に鍋島と並んでいます。


・手前が鍋島。奥は野島。右は大良半島。鍋島・・・木が生えているけど岩程度の大きさ。
 宇和海は入り組んでいるだけではなく島も多く多彩な絶景が続きます。


・宇和島市小池。
 奥に見えるのは三浦半島の遊子辺りになります。


・真珠いかだと作業小屋。(宇和島市蕨)


・作業小屋で作業をされていました。(宇和島市蕨)


・ここでも作業中。グラインダーが回転しているような騒音がしていました。


〇真珠養殖について


 真珠養殖には母貝業者と真珠養殖業者がいるそうです。母貝業者はあこや貝を育て大きくしてから真珠養殖業者に販売するそうです。真珠養殖業者はその貝に真珠の核を入れ真珠を育てます。あこや貝を大きく育てる場合には定期的に水中から上げて付着物を取り除き磨く作業が必要だそうです。
 この写真も、その貝を磨く作業をしていたようです。
 昨年は原因不明のあこや貝の大量死があり、今年はコロナの関係で真珠の入札も行われないなど真珠養殖関連業者は廃業も検討しないといけないほどとても大変なようです。
(NHKの地方番組でやっていました。)
・みなさん、真珠買いませんか。ぜひ。


5 三浦半島南側


 前回行けなかった下波から北灘へ海沿いにドライブしました。もちろん車1台がやっと通れるほどの細い道です。


・下波の夕日スポットから(宇和島市下波)
 右には戸島。奥には日振島


・宇和島市津島町北灘丙から三浦半島の蒋淵地方を撮影。(西北西方向)


・養殖用の生簀が一列に並んでいます。左は黒島。(西方向)


・黒島の奥は日振島。(西南西方向)


・北灘漁協廃貝処理施設。(宇和島市津島町北灘乙)
 人里離れた場所で防波堤に囲まれた埋立地に大型クレーンがあり、何かと思えば貝殻の処理施設でした。


・クレーンと養殖生簀


〇愛南町から宇和島市周辺の海岸線はこれでほぼ周遊しました。
 高知の海はいかにも太平洋で雄大ですが、島も湾も少なく変化に乏しいです。
 南予の海は湾に島に養殖設備と見所が多いですね。 
 でも、もう、綺麗な海は十分かと。ウンザリ。
 コロナも収まらず、いつの間にか冬も近くなってしまいました。
 四国内でうろうろするだけで、日本1周の旅には全く出れそうもないです。
 
 次は、どこにドライブしましょうか。

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